MAGIC BOARD HAND SHAPE 7.0

#PE22561  

鳥取県ローカルサーファー長谷川様に20年ぐらい前にオーダー頂いた7.0GUN 。

今回、遠路はるばる鳥取県からkamuy shape room までお越しいただき、

このボードを見ながら新しいオーダーボードのディスカッションをシェイプルームにて行いました。

7.0×18 1/4×25/16

Matchi shapeがシェイプをスタートしたのが1994年。

日本で52年の歴史あるサーフボードの老舗ブランドでマッチシェープはスタートしました。

ハイクォリティが信念のブランドであり

Matchi自身もグラッシング、ブラシ全ての工程が素晴らしいと若いながらに感じていました。

このブランドでグラッシングしたボードを持ってハワイのサーフボードファクトリーに行く、

現地スタッフは仕上げのクォリティを見て驚いていたのが印象的でした。

これが私が長年使ってきたシェイププレーナーです。

HITACHI製のプレーナーですがサーフボードをシェイプ出来る様に

手動で自由にカンナでディープにカットしたり、小さくブランクスをカットできるように工夫し、

自分の手にフィットするようにチューンしてあります。

当時の四国のファクトリーには世界で有名なトップシェイパー達が来日し、

私はそこで沢山のシェイプを見て、感じて、触れることができたことが現在のシェープの礎になっています。

これが長谷川様のボードのアウトラインテンプレートです。

このテンプレート素材は貴重でこの材料は日本では販売されておらず

毎年、ノースのシーズンが始まるとハワイに行くのでその時に購入していました。

すぐに無くなるのでハワイから来日するシェイパーに頼んで持ってきてもらったりもしていました。

木板テンプレートよりも繊細で精密にカッティングでき、湿度による歪みもなく、再現性が非常に高い、

ハンドシェイプには欠かせないシェーピングツールのひとつです。

アメリカ主導でCPU SHAPINGの時代となりましたが

サーフィンのメッカ、カリフォルニア・サンクレメンテのシェイパーのChris Kaysenがいましたので

私は早いタイミングでCPU SHAPINGをスタートさせ、

クリスとCPU SHAPINGについてディスカッションを繰り返し、

独特のノウハウを自分のシェイピングデザインに生かすことができています。

 

CPU SHAPINGが工程に加わったことで

ハンドシェープの時以上にオーダーシートからお客様のサーフィンをフィードバック、イメージし

シェーパーとして感覚をフルに働かせながら繊細な作業に集中することができるようになりました。

 

今回の長谷川様のボードのCPU SHAPINGの入力も完了しました。

 

あとは私の「手」と「眼」と「経験」でアップデートしたニューボードをお届けできるようにシェイプして、

ユーザーの皆様から仕上がりが最高と大好評のグラッシングを施してお届けいたします!!